招待作家ギャラリー

前田 美智子 HP和紙絵展


【扇】(50号)

  和歌山県清水町
   (有田川 中流)

和紙絵は絵具を一切使わず 和紙を手でちぎって描く。絵を描くのと同じように 先ず対象をよく観察し、厚手、中厚、薄手等、様々な和紙をはり重ねて、質感や微妙な色合いを表現する。絵筆で描いているようなタッチも必要であり 光と影も要求される。和紙の暖かみと優しい感触に魅せられて 若い方から80歳の年配の方まで 熱心に楽しく取り組んでいる。

前田 美智子 略歴
 大阪教育大学卒業
 大阪市立小学校・大阪府立養護学校勤務の後
 昭和61年より平井嘉子先生にちぎり絵の指導を受ける
現在
 奈良和紙絵の会 常務理事
 奈良市内・大和郡山市内の公民館で和紙絵の指導
 毎年1回奈良県文化会館で奈良和紙絵の会展開催

 第7回 国民文化祭 会長賞 受賞

←「つくばい」の梅部分のズーム写真

奈良和紙絵に使う素材の数々  →


【泊まり】(50号)

京都府伊根町 舟屋

【出会いの町】(50号)

岡山県成羽町 吹屋

【河畔】(50号)

倉敷美観地区

【湖村の風景】(50号)

福井県三方五湖

三方湖畔


【つくばい】(30号)

京都市内 茶店

【夏の陽】(30号)

散歩道に咲いていた

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スタジオニューフラッシュまで

ニューフラッシュから見た和紙絵

 近づいて見ないと油絵か水彩画に見えてしまう「和紙絵」。細密な作業で、あらゆる色、紙質等の種類の和紙を重ね合わせ 貼りつけて描く技法。見る者にとっては絵の素晴らしさや技法と共に細密なその表現手段と長時間の集中力に驚かされる。

 美智子先生の和紙絵はあらゆるところに貢献もされているが その1つとして、現役木造校舎としては日本一古い岡山県の吹屋小学校の校舎が建造100年目を迎えた事を知ると その100歳の校舎をみごとな50号の和紙絵で再現、記念式典ではその功績に対し表彰され、新聞でも報道されたほど。心あたたまる出逢いがあり、たくさんのお友達ができましたと喜んでおられた。
 夫である前田茂男先生(私の小学校時代の担任と言う繋がり)も美智子先生同様 長年教職に携わられた後、今は一緒に取材旅行に出かけられたり、構図を写真で手助けされるなど息もぴったり 羨ましい限り。
 現在「奈良和紙絵の会」(平井嘉子代表)で理事として指導もされ、益々作品創作に意欲を燃やしておられます。
 多くの招待作家の作品同様、画面では作品を表現する限度を感じさせられるが、特にこの和紙絵を完全な描写でディスプレイモニタで表現するのは不可能に近い。素晴らしさを知って頂くには、一度展示作品を直に見て頂くしかない様に思える。(永井 照人)

【100年の学び舎】(50号)

画面を押すと拡大します。