招待作家ギャラリー
前田 美智子 HP和紙絵展 その2

『たわむれ』(依水園 30号)

前田 美智子
HP
奈良和紙絵展

前田 美智子 略歴
 大阪教育大学卒業
 大阪市立小学校・大阪府立養護学校勤務の後
 昭和61年より平井嘉子先生にちぎり絵の指導を受ける
現在
 奈良和紙絵の会 常務理事
 奈良市内・大和郡山市内の公民館で和紙絵の指導
 毎年1回奈良県文化会館で奈良和紙絵の会展開催

 第7回 国民文化祭 会長賞 受賞

『あかり』(談山神社 50号)

 26年の教職生活を終え、第二の人生を‥‥と考えていた時、ちぎり絵
に出会いました。
 もともと絵が好きで、水彩画や油絵を描いておりましたが、それらと違う、
和紙で表現する楽しさに魅せられました。
 ご指導いただいた平井嘉子先生は、何もわからない私をきびしく、親切
にここまで育ててくださいました。
公民館で指導するようになり、はずかしがりやだつた私が友人も多くなり
楽しく心豊かな毎日を過ごすことができるようになりました。
おけいこ中、人生の大先輩の方々との会話も大変味わい深いものです。
 奈良和紙絵の会では、奈良県文化会館で年一回の展覧会を行っています。
来年は13回展を迎えます。
 会員の方達は発表の機会をもつことができ、ご高齢の方も多く出品され、
完成の喜びを満喫されておられます。          (前田美智子)

『廃屋の風景』(花背峠30号)

『旅』(白川郷 30号)
『晩秋の大原』(三千院 50号)

和紙絵拡大図

↑赤丸部分をクリックして下さい
『甘いかおり』(ジンジャー 30号)
『ハーモニー』(自宅 30号)
『ランプの湯』(乳頭温泉 30号)

二度目の前田美智子先生の和紙絵展。
一般に「ちぎり絵」と呼ばれている作品ですが、50号もの大作が描かれる
奈良和紙絵等の作品を総括して「和紙絵」と呼ばれています。
画面では計り知れない、繊細な描写と技術にいつも圧倒され感動します。
見る機会の無かった方々に、その一部でも知って頂ければ幸いです。

この正月、美智子先生のご主人が逝去されましたが、この企画は去年から計画されていたもので、
故 茂男先生も楽しみにしておられました。
作品のセレクトもご夫婦と一緒にさせて頂き、それぞれの作品に纏わる情景や、
経緯を話しておられた場面、表情、言葉の一つ一つが思い出されます。
この和紙絵制作の為、取材旅行を運転と撮影等で積極的に手助けされていた
茂男先生の追悼の意味も含め、謹んでこの和紙絵展を掲載させて頂きます。

これからも美智子先生の尚一層のご活躍を同級生一同心から期待しております。


(永井 照人)

『残雪』(上高地 50号)
『清流』(安曇野 50号)


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