私の写真は単なる状況風景では無く、風景も
スナップだ!、と割り切って制作している。
だから風景撮影にありがちな事前構想を持た
ず、その日その時に出合った自然の中から、
感動を覚えるがままにシャッターを切る…。
それが私の作品創りの姿勢です、特にここ数
年は、季節の色感を主に表現することに努め
ています。
現代の写真の流れの中では、理屈っぽく難解
な写真や、卑猥あるいはグロテスクな作品が、
しばしば評価の対象として取り上げられがち
ですが、写真の持つ芸術性、社会性、記録性
などからして、私もそうした写真の存在を認
めないわけではありません。
しかし写真に求められる要素としては、芸術
的観賞物としての役割も大切です。
そこで、私はいま理屈抜きで、誰からも容易
に理解と共感が得られ、しかも健康的で生活
に潤いをもたらすような美しい写真を…と。
ひたすら、それを目標に取り組んでいます。